免疫バランス ~自然免疫力を活性化~
- IMMUNOLの有効成分のひとつであるリポ多糖(リポポリサッカライド:LPS)は、酢酸菌をはじめとするグラム陰性菌の細胞壁構成成分であり、体内の免疫バランスを正常化し、自然治癒力や皮膚の新陳代謝を促進させる効果が期待できます。
- IMMUNOLを摂取することにより、食細胞であるマクロファージが活性化されます。
- 乳酸菌との併用で、相乗効果によるさらなるマクロファージの活性化が期待できます。
免疫バランス ~アレルギー体質の改善~
- IMMUNOLはIgE抗体依存型のアレルギー(Ⅰ型アレルギー)を抑制する効果があり、特に花粉症やアトピー性皮膚炎の症状の抑制効果が期待できます。
線維芽細胞活性化 ~美容効果~
- IMMUNOLは、線維芽細胞における増殖促進作用およびヒアルロン酸産生促進作用があります。
LPSによる免疫活性化のメカニズム
IMMUNOLに含まれるリポ多糖(LPS)は、マクロファージ等の細胞表面にあるToll様受容体(TLR; Toll-Like Receptor)4を含む複合体によって認識されます。その後、様々なシグナル伝達を経て活性化した転写因子であるNFκBやIRFが核内へと移行し、TNF-αやインターロイキン(IL)など免疫系において重要な役割を持つサイトカイン遺伝子の発現を誘導します。一方、免疫賦活成分として有名なβグルカンやペプチドグリカン、乳酸菌などはTLR2を介して同様の伝達が行われます。マクロファージの活性化の指標となるNO産生能は、βグルカンなどと比較して1000~10000倍の活性があることが分かっており、LPSは免疫活性化を効率よく誘導します。また、LPSによる免疫活性化は、自然免疫とTh1を中心とする細胞性免疫であり、Th2への分化は抑えられるため、アレルギーを結果的に起こりにくくすると考えられます。
LPSによる美肌効果
肌に存在するランゲルハンス細胞は、マクロファージに近い樹状細胞の一種で、皮膚の外部からの外敵に反応してサイトカイン等を産生する免疫細胞の一種です。ランゲルハンス細胞の産生するサイトカインには、抗炎症サイトカインIL-10、TGF-βがあり、過剰な免疫反応を抑え、皮膚の炎症を抑える働きとなります。一方で、線維芽細胞を刺激し、ヒアルロン酸の産生を促進する因子を産生することで、皮膚の水分を保ったり、バリア性を保ったりする働きをすると考えられています。
LPS、βグルカンなどの免疫賦活成分は、同様にランゲルハンス細胞を刺激し、サイトカインを産生することで、炎症を抑え、皮膚を正常に保つ効果があると考えられます。