独自性のある発酵素材開発 取扱原材料

有効成分を生み出す製造方法としての発酵技術により、単純素材から付加価値素材にすることを得意としております。

食品原料ROSE CRYSTA®-70

バラ花びら抽出物

ROSE CRYSTA®-70(高濃度バラポリフェノール)は、バラ花びらエキスから抽出されたポリフェノールを濃縮した機能性素材です。

ROSE CRYSTA®-70の特徴

  1. 野生種のバラ花びらから抽出、濃縮、スプレードライしたエキスパウダーです。
  2. バラ花びら由来のポリフェノールを70%以上含みます。
  3. 食事中の脂肪の吸収を抑えます。
  4. 食事の後の血糖値上昇を抑える働きがあります。
  5. ビタミンCを上回る抗酸化活性があります。

メタボリックシンドローム対策

「既にできている」のは男女とも3割弱 

厚生労働省「平成21年 国民健康・栄養調査の概要」より

「体重管理を実践しようと心がけている」と回答した者の割合は、男性67.8%、女性75.6%で、前回調査(平成16年、以下同じ)に比べ男性で7.0%、女性で5.8%増加しています。年代別にみると、男性の20歳代のみ前回調査を下回っていますが、その他の年代では軒並み増加しています。

肥満者(BMI≧25)のうち、「メタボリックシンドロームの予防や改善のために適切な食事や定期的な運動をすること」について、既にできていると回答したものは男性で27.5%、女性で24.2%と男女とも3割に満たない結果となりました。

メタボリックシンドロームの根本的な治療法は、生活習慣の見直ししかありません。食生活を見直す、運動習慣をつける、ストレスを貯めない・・などが中心となります。その中でも食生活は重要ですが、単に食べないことは逆効果になるため、食事の質を変えることが重要です。エネルギー量を減らし、脂質(特に動物性脂質)を減らし、野菜を多くすることがポイントです。この努力を助けるための効果がバラポリフェノールにはあります。バラポリフェノールには、血糖値上昇抑制効果があり、食事後の血糖値の上昇を抑えることで、インシュリンの分泌を抑え、糖質を脂質に変えるのを抑えます。また、リパーゼの阻害効果により、脂肪から脂肪酸とグリセリンへ分解されるのを抑えます。よって食事中の脂肪の吸収を抑え、血中中性脂肪の上昇を抑えます。まさに生活習慣の改善のための画期的な素材です。

 

実験結果

 

脂質吸収抑制(トリグリセリド吸収抑制)

【試験方法】

健康な成人男女7名(男性:5名,女性:2名,年齢:30~50歳代)を被験者とした。12時間以上の絶食後、空腹時の血中トリグリセリドを測定した。測定後、被験者には脂肪食を摂取してもらい、その後、経時的に採血を行い血中トリグリセリドを測定した。1週間以上の期間をおき、同様の脂肪食負荷試験を行った。対照試験では、水約150mLを、バラ花びらポリフェノール投与試験では「ROSE CRYSTA®-70」200mg(水約150mLに溶解したもの)を脂肪食と同時に摂取した。脂肪食は、市販コーンクリームポタージュスープ200gにバター(無塩)19g及びラード15gを添加して調製した(総脂質量:約40.4g)。採血は、脂肪食摂取後1時間、2時間、3時間、4時間、6時間にて実施した。

【結果と考察】

脂肪食とバラ花びらポリフェノール(製品名「ROSE CRYSTA®-70」)を同時に摂取することにより、脂肪食摂取後の血中トリグリセリドの上昇が抑制されることが確認された。血中トリグリセリド増加量の曲線下面積ΔAUC を算出したところ、対照が476mg・h/dLであったのに対し、バラ花びらポリフェノール投与の場合は305mg・h/dLとなり、対照の約64%に低下した。以上、ヒトにおいてトリグリセリドの吸収抑制効果が確認されたことから、高脂血症やメタボリックシンドロームに対する予防効果およびダイエット効果のあることが期待される。

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αグルコシダーゼ阻害

【試験方法】

p-ニトロフェノール-α-D-グルコピラノシド(NPD)を反応時の濃度で2.5mMとなるようにとり、さらに試料溶液を加えて37℃で5分間保温した。αグルコシダーゼ(酵母由来)を反応時の濃度で0.005U/mlとなるように加えて、さらに15分保温した。等量の0.2M炭酸ナトリウム溶液を加え、反応を停止させた後、400nmの吸光度を測定し、グルコシダーゼ活性を測定した。

【結果と考察】

バラ花びら抽出物は、ポリフェノール濃度が高くなるについて、グルコシダーゼ阻害活性が高くなった。とくにROSE CRYSTA®-70ではこの効果は非常に強かった。グルコシダーゼは麦芽糖をブドウ糖に分解する酵素であるため、グルコシダーゼ阻害効果はブドウ糖の生成速度を遅くする。結果的に腸内で吸収されるブドウ糖の量が緩やかになるため、血糖値の上昇を抑えることが期待できる。

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血糖値上昇制御

【試験方法】

試験は560mg摂取群では7名。100mg摂取群では5名の健康な男女に依頼した。被験者は試験日前日の21時より絶食(水または薄いお茶のみ)とし、当日の朝食も摂取していない。まず米飯摂取前に血糖値を測定した(0分)。対照試験では米飯200gを、100mg/560mg摂取試験では、それぞれの量のROSE CRYSTA®-70を摂取後、米飯200gを水と一緒に摂取していただいた。米飯摂取終了後、30、60、120分後の血糖値を測定した。

【結果と考察】

対照群と比較してROSE CRYSTA®-70 100mgおよび560mg摂取群の両方において、米飯摂取後30分の値に顕著な差が見られた。(*:p<0.05,+:p<0.1)

これらのことから血糖値とそれに伴うインシュリンの急激な上昇を抑えることで、糖尿病やメタボリックシンドロームに対する予防効果があることが期待される。またインシュリンは脂肪酸合成を促進することも知られており、これが抑えられることから広い意味での脂肪低減やダイエット効果がある可能性も考えられる。

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脂質代謝改善作用

ROSE CRYSTA-70の脂質代謝に対する影響を検討するために、HepG2細胞(ヒト肝癌細胞)にROSE CRYSTA-70を作用させた時の脂質代謝関連遺伝子の発現に及ぼす影響を調べた。

その結果、以下のことが確認された。

1.脂肪酸合成系遺伝子であるACC1およびSREBP1cのmRNA発現量が減少

2.脂肪酸分解系遺伝子であるACOXおよびCPTのmRNA発現量が増加

3.LDL受容体遺伝子であるLDLRのmRNA発現量が増加

これらのことから、ROSE CRYSTA-70は、①脂肪の合成抑制、②脂肪の分解(燃焼)促進、③血液中LDL(悪玉コレステロール)の低下、などの脂質代謝改善効果が期待される。

脂肪酸合成系遺伝子

脂肪酸分解系遺伝子

LDL受容体遺伝子

 

抗光老化/MMP-1活性・産生抑制試験

真皮にはⅠ型コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの細胞外マトリックスとよばれる成分があり、これらは線維芽細胞が産生する酵素により分解される。Ⅰ型コラーゲンを分解するマトリックスメタロプロテアーゼ-1 (MMP-1)は、少量の紫外線によってもそのタンパク量が増加し、活性が亢進される、したがってMMP-1の活性やmRNA産生が抑えられることで、コラーゲンの分解が抑えられ、シワを抑え、ハリを保つなどの効果が期待できる。

MMP-1活性・産生抑制試験

線維芽細胞に紫外線A波(UV-A)を照射することで、MMP-1の活性とmRNAの発現が増加する。その際、MMP-1の活性を抑えることが知られているレチノイン酸を添加するとMMP-1活性、mRNA産生とも減少した。バラの50%エタノール抽出物(最終濃度1.0μg/mL)では、レチノイン酸よりも強く抑制し、UV-Aを照射しない状態よりも活性、産生とも低くなった。

これらのことから、バラ花びら抽出物には、MMP-1の活性と発現を強く抑えることが示された。この結果、コラーゲンの分解を抑えられ、シワを抑え、肌のハリを保つことが示唆された。

 

糖化物産生抑制作用

「糖化」とは、体内にあるコラーゲンなどの大切なタンパク質と、食事によって摂取した糖と結びつくことで、糖化した変性タンパク質が生成され、最終的にAGEs(糖化最終生成物)という異常タンパク質が生成し、年齢を重ねるにつれて体内に蓄積してしまう現象である。糖化が進んでいくと、肌を老化させるばかりか、骨を弱らせ、白内障、動脈硬化、認知症など、さまざまな老化現象を引き起こすとされている。

糖化物産生抑制作用

アルブミン-グルコース混合液の糖化反応に、グラフに示された濃度でROSE CRYSTA-70を添加した。ROSE CRYSTA-70の濃度に依存して、カルボニル基の生成が抑えられることが示され、ROSE CRYSTA-70が糖化反応を抑えることが分かった。

 

ヒトにおける皮膚弾力性への影響

日本化粧品工業会連合会の規定で、肌タイプがIIあるいはIIIに分類される20歳以上40歳未満で、コルネオメーターで測定した皮膚の水分値が低めかつたるみが気になる女性30名を被験者とし、投与群15名にはROSE CRYSTA-70 100mg/カプセル×朝夕2回、非投与群15名にはROSE CRYSTA-70を含まないカプセル×朝夕2回を、それぞれ8週間摂取した。被験者および検査者は、どの群の被験物質を摂取したか分からない状態で試験を行なった(二重盲検試験)。試験開始前と4週間後、8週間後に、キュートメーターにより肌の弾力性の指標であるR2値の測定を行なった。

皮膚弾力性への影響

R2値において、投与群は非投与群より上昇し、8週間後には投与群において摂取前に対して有意に上昇した。このことは、ROSE CRYSTA-70を摂取することで、頬の弾力が上昇したことを示している。これは、コラーゲン等の糖化による非弾力化架橋が減少し、弾力が戻ったと推測できる。

 

チロシナーゼ活性阻害

チロシナーゼは、メラニン合成系において関与している酵素である。美白素材としてよく知られているアルブチンは、このチロシナーゼを阻害することでメラニンの合成を抑えているとされており、同じ効果がバラ花びら抽出物、バラ花びら抽出物のポリフェノール成分の1つであるオイゲニインにあるかどうか検討した。

チロシナーゼ活性阻害

バラ花びら抽出物は、美白素材であるアルブチンとほぼ同レベルのチロシナーゼ活性阻害を示した。また、バラ花びら抽出物中のポリフェノール成分であるオイゲニインでは、アルブチンよりも強いチロシナーゼ活性を示した。

これらのことから、バラ花びら抽出物やオイゲニインは、美白効果があることが示唆された。

 

ヒトにおけるメラニン生成抑制試験

日本化粧品工業会連合会の規定で、肌タイプがIIあるいはIIIに分類される20歳以上40歳未満で、コルネオメーターで測定した皮膚の水分値が低めかつたるみが気になる女性30名を被験者とし、投与群15名にはROSE CRYSTA-70 100mg/カプセル×朝夕2回、非投与群15名にはROSE CRYSTA-70を含まないカプセル×朝夕2回を、それぞれ28日間摂取した。被験者および検査者は、どの被験物質を摂取したか分からない状態で試験を行なった(二重盲検試験)。

試験開始後3週目に1.5MED(1MEDは最小紅斑紫外線照射量;皮膚が赤くなる紫外線の最小量)の紫外線を照射し、24時間後、1週後(摂取開始後4週目)、2週後(同6週目)、4週後(同8週目)に分光側色計により測定した。

ヒトにおけるメラニン生成抑制試験

メラニン生成の指標となるb*値が、非投与群と比較して投与群では全体的に低く抑えられることが確認された。特に紫外線照射1週間後(摂取4週目)においては、有意に抑えられた。このことは、バラ花びら抽出物を摂取することで、紫外線照射時のメラニンの生成を抑え、肌を白く保つ効果があることを示している。

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