OXCH

オック

OXCH®

生コーヒー豆抽出物
訴求ポイント
抗酸化

OXCH®は生の良質な「コーヒー豆」より抽出された水溶性抗酸化剤です。

特徴

  • 優れた酸化防止効果で、⻑期間加工食品の⾊、香り、味などの品質を保持します。
  • 熱に対して不安定なものが多い中、本製品は熱に対して極めて安定です。
  • 種々の加工食品に使用できるよう、独自の抽出・濃縮方法により製造し、通常の使用範囲では問題のない⾊とほぼ無味無臭に仕上ました。
  • 他の抗酸化剤、例えば、ビタミンC、P及び水分散型ビタミンEなどと併用すると相乗効果が期待できます。

※使用上の注意・・・本品は鉄(Fe)と反応して⿊⾊化合物を生成しますので、鉄製容器、器具等へのご使用はおやめください。

OXCHは、世界中の国々で愛飲されているポピュラーな飲料、「コーヒー」の有する強い抗酸化性に着目し、幅広い用途に使用可能でしかも従来の製品に比べて耐熱性に優れた酸化防止剤を開発しました。OXCHは生の良質なコーヒー豆から抽出したもので、現代の食品添加物に求められている、天然物志向や安全性にお応えできる極めて優れた抗酸化剤です。OXCHに含まれる抗酸化成分として、クロロゲン酸、タンニン(ポリフェノール)、アミノ酸等が主要成分で、強い抗酸化力(活性酸素消去能)を発揮します。クロロゲン酸(chlorogenic acid)とは、3-カフェイルキニン酸(3-caffeylquinic acid)で、図のような構造を有し、化学式はC16H18O9、分子量354.31です。コーヒー豆より始めて単離されましたが、多くの双子葉類植物の果実、葉にも含まれています。融点208℃、水、アルコール、アセトンに可溶します。アルカリ性でオレンジ⾊を呈し、鉄と反応して⿊⾊化合物となります。

試験データ

1.天然色素系着色料の光劣化防止効果

特にカロテノイド系⾊素の光劣化を防止します。

  • <試験方法>
  • ⾊素はパプリカ、くちなし、アナトー、デュナリエラカロテン、うこんを使用した。各⾊素をMcIlvaine緩衝液に溶解し、OXCH100を0.01%(W/V)添加し、13,000ルクスで24時間照射後、初発に対する吸光度を分光光度計により測定し、⾊素残存率とした。

  • <試験結果>
  • OXCH100の添加は、特にカロテノイド系⾊素の光劣化防止に顕著な効果があり、加えて光に弱いうこん⾊素にも有効であった。

  • <用途>
  • 生菓子、米菓、飲料、ドレッシング、栗甘露煮、キムチ、たくあん等⾊素劣化しやすい加工食品

2.酒粕の褐変抑制効果

酒粕を利用した製品の品質保持に有効です。

  • <試験方法>
  • OXCH10をあらかじめ15%アルコールに溶解したものを、酒粕に最終濃度で0.2%添加し、KOP/PE・EVA及びNY/PE・EVAの袋に密封した後、35℃の恒温器に保管し、初発の表面⾊に対する変化を⾊差計で測定した。

  • <試験結果>
  • OXCH10の添加は、気体遮断性の優れた包材(ハイバリアー性)で特に有効であるが、湿度依存性が大きなフィルムでも酒粕の褐変は抑制された。

  • <用途>
  • わさび漬け、からし漬け、魚介類の粕漬け、甘酒の素等の酒粕使用の加工食品

3.乾燥柚子の鮮度保持効果

柑橘類の⾊と香りを安定化します。

  • <試験方法>
  • 柚子の皮を洗浄・カットし、1%の食塩水で煮沸した。冷却・水切り後、遠心分離機により重量の20%を脱水し、OXCH10製剤を全量に対して0.1%添加し、60℃で12時間乾燥した。

  • <試験結果>
  • 無添加の対照品は⿊褐⾊に変⾊したのに対して、OXCH10製剤を添加したものは柚子の有する⾊調や香りが保持され、⻑期間新鮮さが失われなかった。

  • <用途>
  • 乾燥野菜、ドライフルーツ等の加工食品及び入浴剤、芳香剤等
    ※OXCH10製剤
    クエン酸:10%、アスコルビン酸:20%、OXCH10:70%

4.吟醸酒・だしつゆの風味劣化防止効果

吟醸酒の香気成分(カプロン酸エチル等)や鰹節風味を⻑期間保持します。

  • 【 吟醸酒 】
  • <試験方法>
  • OXCH10をエタノール(15%V/V)に10%濃度となるように溶解し、90℃10分間殺菌した。10%OXCH10アルコール溶液を吟醸酒に最終濃度で0.1%となるように添加した。20℃の恒温器に1ヶ月間保存し官能検査をした。

  • <試験結果>
  • 対照品はヒネ香が発生し、風味とも劣化するのに対しOXCH10を0.1%添加した品は、吟醸酒特有の香味が保持された。

  • <用途>
  • 酒類及び、麺つゆ、鍋物つゆ等だし類の加工食品
  • 【 だしつゆ 】
  • <試験方法>
  • OXCH10の水溶液を作り、加熱殺菌し、市販のかつお風味だしつゆに最終濃度0.1%となるように添加し、常温で1ヶ月間保存した。

  • <試験結果>
  • 対照品はかつお特有の風味が消失し、醤油味が強調されたが、OXCH10を0.1%添加品は開栓当初の風味が維持された。

5.白かりんとうの酸化防止効果

油脂の酸化(過酸化物の生成)を強く抑制します。

  • <試験方法>
  • 白かりんとう生地に対してOXCH10を0.3%添加・発酵後、なたね油で185℃5分間フライヤーで揚げた後、常法により砂糖がけし製品とした。40℃の恒温器で保管し、10、20、30日後の白かりんとう中の油脂を抽出し、過酸化物価を測定した。

  • <試験結果>
  • OXCH10の添加により、過酸化物の生成が強く抑制され、その効果は常温に換算して3ヶ月間程度食品衛生法規格基準(酸価:3、過酸化物価: 30以内)を満たすものであった。

  • <用途>
  • スナック食品、ドーナッツ、ビスケット、ケーキ、ウエファース、ナッツ、ドレッシング等油脂性の加工食品

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